「普通」を書き分けるバランス感覚

それぞれの人にとって「普通」って、いったいどこにあるのだろう。例えば単語ひとつ選んでも、難しい言葉では伝わらないし、易しすぎる、説明しながらの言葉では長くなり、かえって伝わらないことも。普通に理解ができて、普通にしっくりときて、普通に驚きがあるー。「普通」と上手く付き合っていくバランスがとても大切。

like a music

その感覚は、相手の気分や雰囲気で聞かせたいとっておきの音楽を選ぶように。

「伝わる」を意識した全体のプロット

1から10までの数字が書かれたカードを並べるとする。
順序立てて見せるなら数字の小さな順に、先に最大値を伝えるなら数字の大きな順に、他にも列や行、奇数・偶数に分けるなど、置き方1つで伝わり方もさまざま。それはもちろん、デザイン全体におけるコピーワークでもー。整理の手法と一定の規則性。どのように伝わるかを意識したベストな配置に。

like a football

そのプロットは、どのような過程で勝利するかを考えるサッカーの戦術と重ね合わせて。

「対象」を知り尽くすアイディアの準備

瞬間の閃きにパワーはあるが、説得力が足りない。
ありきたりな理解に全体は見通せるが、詰めが甘くなる。対象となる商品をよく理解し、情報を整理しないことには思わぬエラーも。しっかりとした土台を作り、本質を見極めることからアイデアは生まれるー。世に出るコピーは用法、用量を守って正しく使おう。

like a photo

その準備は、とびっきりの一枚を収めるための写真撮影を思い浮かべて。

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